毎日が正月日和

あれは廃校？

全国では市町村合併や少子化の影響により、多くの学校が統合や閉校をしている。
閉校後に建物を地域活用しているならまだいいが、そのまま廃校状態の場合もある。

上五島の教会巡りで中通島の海沿いの道（384号線）を走りながら、閉校している『旧若松町立上荒川小学校』を見つける。

目の前には青い海、背には大きな山があり、朱色の瓦屋根が何とも明るく素敵な学校で、休み時間になると生徒達が校舎から飛び出して校庭を駆けまわっていたのが想像できます。

今は止まった校舎の時計を当時の生徒は、あと10分、あと5分、と鐘が鳴る時間ギリギリまで遊んでいたことでしょう。

平成10年の統合により閉校してからもう17年、最後に卒業した生徒も今は立派な社会人になって島や県外各地で働かれていることだと思います。

たとえ閉校しようとも、この場所にそのまま建っていてくれるだけで生徒達には昔の思い出が残る、若く綺麗な校舎のままなのです。