高鍋大師の石像群が見たいっ!( 高鍋大師と持田古墳群)
2012年03月15日
宮崎県内で最も小さな町「高鍋町」
その町にある今回の目的『高鍋大師』を見に行ってきました。
以前から高鍋には行こう行こうと思っていたのですが、なんせ地図でいうと九州の右側で(東の中央沿岸部に位置する場所)
行きたくてもよほど目的がない限りそう簡単には行かない場所。
なので今回、せっかく延岡までブラリとするなら、この機会に是非とも寄らねば!〜と、車走らせて高鍋町に来た次第であります。
しかし、ナビでは「高鍋大師堂」は検索されず詳細な場所がわからない‥。
ともかく近くまで行けば何とかなるだろう!と軽い気持ちで町の中心に進んでいくと
有難いことに目的地までの道標があり、
それを頼りに奥へ進むと、土を盛ったような小さな山がアチコチに。
国指定史跡である『持田古墳群』であります。

高鍋町には沢山の古墳があるそうで、中でもこの持田地区に古墳が集中しているそうです。(85基)
そんな古墳を見ながら車走らせ数分。段々と道が狭くなってまいりましたよ。(^_^;)

先に駐車場とかあるのかな?と不安に思いながら進むと、
‥あれ?‥行き止まり?
‥マジすか?!間違えたかな?
車から降りて後ろを振り向くと、
何と、そこには目的の巨大石像があるじゃないですか!

着いたよ〜!!念願の場所に!!

デカイです!しかも私の他には誰もいないです。

幾つもある石像群に囲まれたこの不思議な空間。

自分だけが違う世界にいるような感じです。

こりゃスゴイわ。(>_<)

ナゼこのような高台の場所に巨大な石像群があるかといいますと、

先ほど紹介した「持田古墳」は
昭和に入り多くの古墳が盗掘の被害を受けていたそうで、

その古墳の霊を鎮めるために岩岡保吉氏が半生をかけて石像群を建造したそうです。
その岩岡保吉氏がどういう方か簡単に説明を読むと〜
昭和22年に香川県で生まれ、7歳で高鍋に移住。
様々な仕事をしながら19歳で米穀販売で成功。
29歳で四国八十八ヵ所巡礼に出かけ、40歳で八十八ヵ所建造を決意。
43歳で現在の場所に土地を買い、大分より石工仏師を招き、作業所を設けて自身も彫刻技術を学ぶ。
翌年には88体の石仏を完成させ安置したのが現在の東光寺八十八ヵ所となる。
その後も古墳の霊の供養、戦没者の慰霊、町民の安全祈願など昭和52年87歳に亡くなるまで700余体を超える石仏を制作した。
なるほど。すごい人です。
目の前に建つ「大師堂」は当時、信仰者や近隣住民、子供達との親睦慰安の場となっていたそうです。

現在は無人のようですが中に入っても構わないようなので失礼して‥。

中に入ると中心には石の仏様。

まわりには当時の写真や資料、

石像制作の道具などが置かれております。

これも何かの縁です。しっかりとご挨拶してきました。
大師堂から出て再び石仏群を見ると
さっきまでとは違うものを感じます。
温かみというか、愛着というか。

あの写真を見てたらこれだけの石像をどんな想いで制作していたかよくわかりますよ。

想いがなければ80歳でこのような巨大石像を普通作らないですよ。

何か力を貰った気がするなぁ。
そのうちまた来ようと思う高鍋日和でありました。

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