兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

2014年07月25日

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兵隊寺とも呼ばれる
『常昌院』

兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

静岡県藤枝市岡部町(旧志太郡岡部町)は緑豊かで静かな町。

そんな岡部町にある曹洞宗 『東谷山 常昌院』は、兵隊寺と呼ばれています。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

何で兵隊寺なのか、わかっていますが行ってみましょう。

さすがに閉められた本堂へ勝手に入るワケにはいかないので、ちゃんと住職さんから許可を貰いました。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

それじゃあ本堂に失礼いたしまして〜
ここまでの感じは一見何の変わりもないお寺さんの風景。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

御本尊に挨拶を済ませ、
御本尊の後方を囲むように通路があるのでそちらへ行ってみます。

常昌院が兵隊寺と呼ばれる理由がそこにありました。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

横から後ろの通路にかけてズラリと並ぶ兵隊さんの木像。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

しかもそれぞれ顔や体型、服装が違い名前が書かれています。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

陸軍や海軍の格好をしていたり、馬もいます。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

通路中心の一番高い所にある木像は明らかに位の高い方でしょう。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

察しの早い方ならもうお分かりだと思いますが、こちらの木像人形達は戦没者供養で祀られているのです。

この辺り(旧志太郡下・現在の焼津市、藤枝市)から日露戦争(1904〜1905年・明治37〜38年)に出征して戦死された勇士英霊223体(224体ともいわれる)が、当時の軍服姿で木像として祀られています。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

地域の情報HPによりますと、
明治30年頃、老朽化した本堂の建立に伴い、地域の遺族や篤志家、檀家、一般の方々の浄財により日露戦争の英霊を奉る本堂(英霊殿)を建立しました。
木像は名古屋の彫刻家に依頼し、明治三十九年に完成。
完成した木像が駅に到着すると遺族たちは国旗を掲げ出迎えたといいます。
翌四十年の落慶安座式には静岡県知事も出席したそうです。

兵隊さんたちに深々と頭を下げ帰ろうとしていたら偶然やって来たボランティアガイドの方と遭遇。

市の職員に常昌院の説明をするためココで待ち合わせをしているらしく、まだ来ない職員のかわりに常昌院の説明をしてもらいました。
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』

常昌院のような兵隊寺は全国に数ヵ所あるらしいです。

その他近所のおすすめスポットとして、車で五分程の神社を教えてもらったのでそちらも寄ってみたいと思います。

会わなかったら常昌院の話も神社の情報も知ることもなかっただけに偶然の出会いに感謝です。
(^-^)/
兵隊寺と呼ばれる『常昌院』






■東谷山 常昌院(兵隊寺)
■静岡県藤枝市岡部町内谷1967
■TEL 054-667-1590







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