満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

2015年04月13日

 しろちゃ at 18:52 | Comments(2) | 私の歩いた足あと | 鑑賞 | 香川ぶら
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

香川県坂出市の商店街にある「讃岐醤油画資料館」に寄ったあと、同じく鎌田醤油敷地内にある隣の『四谷シモン人形館 淡翁荘』を訪れてみました。

淡翁荘と呼ばれるこちらの建物は昭和11年(1936年)に建てられた洋風の迎賓館で、社長の趣味がこうじて現在人形館として使用されているものです。

入館料金500円を支払い説明を受ける。

作家である四谷シモン氏は、1944年香川とは関係ない東京生まれ。
若い頃男女問わずの俳優をしていた氏が1965年にベルメールの作品を知り、多芸を活かし手をつけたのが球体関節人形。
以降、現在に至るまで多数の作品を手掛けている四谷シモン氏。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

そんな彼の代表する作品が集められた人形館には現在(2015年3月)は23体の人形が展示されている。(24体目は弟子の作品)

なるほどわかりました。と部屋を進もうとすると、のっけから映画に出てくるようなホラーチックな大男(ルネ・マグリットの男)が目の前に立ちはだかる。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

ここでスグに感じるはず。
この人形館は普通の人形館じゃないと。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

右手の部屋に行くと立派な洋室と家具があり、そこには氏に関する資料や書籍、メインの作品があった。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

作品のひとつ、少年です。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

それも機械仕掛けの少年です。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

このように四谷シモンさんはかなり独創性に富んだアーティストなので趣味に合わない方もいるかもしれません。

全部紹介していたら長くなるし、人形館に訪れる楽しみがなくなるので多少とばします。

訪れたらわかるのですが、作品の人形は部屋に隠れているものもあるので、それをさがすというのも面白いポイント。

ほら、男が隠れてる。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

てか、怖いっす。

二階の広間に行くと、そこはまさに人形の館。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

天使がいたり、知性的なナルシシズム男性がいたり、
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

機械仕掛の白い人形がいてビビったり、
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

少年、少女は唯一の安らぎ。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

両隅に仁王立ちの立派な男性。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

最高だろうね、人形達も。
こんな立派な館内で自由にできて。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

だけど、自由だけに陽の光が直接当たったり、客から触られたりして作品が傷んだりしないか心配になるよ。

奥の書斎部屋を覗いてみると、
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

いきなり少女が倒れていてドキッとしましたよ。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

しかもどこかエロチック。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

リアルな俗世の毒を浴びて朽ちつつあります。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

そして上には無垢な幼女が座り、
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

後ろから刺すような眼で私を見る女性イヴがいます。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

あなたはなぜ林檎を欲したの?
それが欲というものなの?

そこの頭部は私を見つめて何思う?
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

道化なピエロの馬鹿な人間・・・

何だかいけない部屋に入った気分。
( ̄▽ ̄;)

頬を赤らめ部屋を出て、押入れ開けたら木枠で出来た少女が捕らえられるようにいました。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

ちょっと、犯罪じゃないんだから、
でも身体が半分で、あとの半分は鏡にうつってるってわかります?
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

あ、そこのアダムさん、もしかしてイヴさんさがしてます?
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

一階に戻って奥の金庫部屋に行ってみる。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

人形も凄いけど、金庫部屋ってのも凄い。
この流行りのシールだけはちょっと庶民的な親近感をおぼえましたけど。
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』

帰りに係の方から、
「数年経ってまた訪れたら新しい人形が入っているかもしれない」と教えてもらいました。

そっか、じゃあ数年後にまた訪れてみましょうかね。

予定外で、しかもかなり長居した四谷シモン人形館でありました。

満喫したわ〜(  ̄▽ ̄)
満喫!『四谷シモン人形館 淡翁荘』




■四谷シモン人形館 淡翁荘
■香川県坂出市本町 1-6-35
■開館 火・木・土のみ
■10:00 - 16:00
■TEL 0877-45-1111
■入館料金 500円




  • LINEで送る

同じカテゴリー(私の歩いた足あと)の記事画像
外部も凄いが内部も凄い!『太陽の塔』
畑に浮かぶ空飛ぶ茶室
岡山県倉敷で『桃太郎のからくり博物館』
日本一の閻魔大王『典厩寺(てんきゅうじ)』
輪島にある朝ドラ「まれ」のロケ地
観光気分じゃ行けません。熊本『清水滝』
壱岐の巨大シンボル『塞神社』
どでかい頭の首大仏!和歌山県『無量光寺』
九州初!福岡の巨大ガンダム像!
鼻まであるから間違いなく人面ハウスだろ!
同じカテゴリー(私の歩いた足あと)の記事
 外部も凄いが内部も凄い!『太陽の塔』 (2023-04-29 03:06)
 畑に浮かぶ空飛ぶ茶室 (2023-01-15 23:07)
 岡山県倉敷で『桃太郎のからくり博物館』 (2022-12-06 02:14)
 日本一の閻魔大王『典厩寺(てんきゅうじ)』 (2022-10-22 17:38)
 輪島にある朝ドラ「まれ」のロケ地 (2022-08-19 04:07)
 観光気分じゃ行けません。熊本『清水滝』 (2022-08-02 03:12)
 壱岐の巨大シンボル『塞神社』 (2022-07-18 23:21)
 どでかい頭の首大仏!和歌山県『無量光寺』 (2022-05-26 03:14)
 九州初!福岡の巨大ガンダム像! (2022-05-21 01:55)
 鼻まであるから間違いなく人面ハウスだろ! (2022-05-13 03:26)

この記事へのコメント
いろんな人形館があるもんですね。

でも一人で入る勇気はないかも~(^_^;)

ちとビビりそう・・・・。
Posted by かよぴーかよぴー at 2015年04月15日 21:51
□かよぴーさん

触ることは出来ませんけど
作品が非常に近くにあるので
大きくて見ごたえはありますよ。

確かにかなり個性的な人形でビビリますが。。。。
Posted by しろちゃしろちゃ at 2015年04月15日 22:31
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

< 2025年04月 >
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
過去記事