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九州最後の炭鉱『池島』を歩く(後編)
九州最後の炭鉱だった長崎県池島。
その現在を見てみようとブラリと行った私です。
前編では炭鉱探索体験をした私。
後編である今回は、島内ツアーの続きとして、地元の案内人の方と一緒に主要な場所を歩いて行きます。
いや、歩きもしますが、移動でバス(100円)にも乗ります。

それでは池島のもうひとつの見所。
大型のアパート群!

池島炭鉱は2001年の閉山するまで池島炭鉱として活躍をしました。
その活躍にともない最盛期には約8000人近い人が島に暮らしていた炭鉱アパート。
今では一部を除き、そのほとんどの棟は無人で、廃墟アパートとも呼ばれています。
ま、それは後から話すとして、先を歩いて進むと、無人の施設が。

何も知らない廃墟好きな人はパシャパシャ写真を撮るのだろうけど、そこは火葬場だというてましたよ。
崩れ始めた道を歩いていくと、見えてきました「第二竪坑」

管理地内なのでツアー参加ではない限り通常では立入禁止です。

池島の女神が静かに迎えてくれます。

ご安全に!(炭鉱挨拶)

しかし建物をはじめ、竪坑櫓がデカイなぁ。

一部崩落しているので注意が必要です。

巨大炭鉱アパートに再び戻ってくる。

コチラの高層アパート。
エレベーターがありません。

そのかわりといってはなんですが、地形の高低さを利用し、四階でわかれている構造。
裏側にまわればわかります。

五階の人はそのまま上から直接行ける通路ですね。

緑が茂って山を歩いてるみたいだよ。

炭鉱慰霊碑と野外展望台があります。

利用されているかわからないけど、公園もあります。

しかし、池島はホント、アパートや公営住宅の数が多いよ。
何でも60棟以上はあるとか〜。
多いけど人がほとんど住んでいないから余計に目立ってしょうがない。

う〜ん、やばいなぁ、

緑が吸収しつつあるよ。

歩いていたら分かるのですが、島内には「配管」がいたるところで繋がっています。

これらは蒸気を利用するための配管。
炭鉱時代、島では商品価値の低い石炭を利用した火力発電があり、発電の際に出る蒸気を利用して暖房や風呂をわかしていたのです。
おっ!?
時間があれば寄りたい入浴場があります!

こっちの方に下りてきたら、まだ建物の傷みも少ないし、人が住んでるからホッとするよ。
と思ってたらそうでもないんだね。

3号棟アパート内の一室(社宅展示室)が見られるようになってるそうで、見てみよう。

昔はあったよな、
いや、今でもあるか。
昭和なアパート。
睡眠中は玄関扉に分かるよう、表示していたそうです。

ライフスタイルはこのようになっております。(見学の際は許可が必要)

ベランダの階段から屋上へと抜けられます。

うお〜い!



最後は第1竪坑に向かいます

実は長崎県の中では一番最後に出来た池島炭鉱。

午前中の炭鉱の穴はここに脱け出ていたんだね。

ここには過去使用していた運搬列車が並んでます。

これが噂の女神号慈海か!

そして第一竪坑櫓だよ。

最後は元ボウリング場近くでバスまち。

帰りのフェリーまで少々時間があったので商店に寄って

壁に貼られた昔の写真を眺めます。

ああ、こんな時もあったんだね。

こっちにも入浴場です。
近いので最初に見た入浴場より島民利用者は多いみたい。

帰りは 猫がいっぱいいたわ。

さあて、今回はこれくらいで帰るとしますか。

ご安全に!
